最近、「ととのう」という言葉をよく聞くようになりましたよね。でも、実際に何を意味するのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか?日々のストレスに疲れたり、心身のバランスを整えたいと思うことはありませんか?
この記事では、サウナドクターこと加藤容崇医師の書籍や記事をベースに、「ととのう」とは何かをわかりやすく解説し、そのメカニズムや実践ポイントをご紹介。「ととのう」って何なのかを知って、生活に取り入れることで、快適な毎日を送っていきましょう!
ととのうとは?
サウナ、水風呂、休憩を繰り返すことで得られる、心身ともに快調な状態を「ととのう」と呼びます。具体的には、
- 体がふわっと軽く感じる
- 頭がクリアになり、思考が整理される
- 多幸感や幸福感に包まれる
などの感覚になります。
サウナで熱気を受け、水風呂で冷やされることで、自律神経が大きく揺さぶられます。その結果、脳内ではアドレナリンやセロトニンなどの神経伝達物質が分泌され、ととのう状態になると考えられているんです。
ととのうメカニズム
サウナ室で「熱い!」、水風呂で「寒い!」、外気浴で「ほっとする」という環境の変化にさらされることで、アドレナリンが残っているけどリラックスもしているという、普段起きないまれな状態になります。それによって、血中には興奮状態の時に出るアドレナリンが残っているのに、自律神経はリラックス状態の副交感神経優位になっている状態になると考えられています。脳科学的な研究も進んでいて、脳科学的にもととのうってことがどういうことなのか分かってきているんですね。科学の進歩すごいですね!
ととのうためのポイント
サウナ、水風呂、休憩の適切なサイクル(目安:サウナ8~12分、水風呂1~2分、休憩5~10分)
動線の確保(水風呂から休憩スペースへの移動時間を短く)
混雑を避ける(リラックスできる環境作り)
体調に合わせて入浴する(ストレスを感じている時、疲れている時など)
ととのうはサウナだけではない
サウナでなくても、メディテーションや運動などによって、ととのうに似た状態を体験することができます。
メディテーションでは、呼吸に意識を集中することで、心身をリラックスさせ、α波を発生させることができます。
運動では、ランニングやヨガなどによって、心拍数を上げ、アドレナリンを分泌させることができます。
色々な方法でリフレッシュしたり、心身のバランスをととのえたりしていきましょう!
サウナと同様のととのい効果を持つメディテーションについて、こちらの記事で紹介しているので、興味がある方は、こちらの『サウナとメディテーションの意外な共通点!「ととのう」でつながるイイ関係』記事もどうぞ!
まとめ
「ととのう」は、サウナやメディテーション、運動などによって得られる、心身ともにリラックスした状態です。
自分に合った方法を見つけて、「ととのう」体験を楽しみましょう。