【サウナのととのえ学①】サウナで脳と体を“ととのえる”!

サウナのととのえ学シリーズ第一弾! 第一弾ではととのうとは何なのか、心身にどのような影響があるのかと言うことをご紹介します。
近年、サウナ人気が再燃し、多くの人が「ととのい」を求めてサウナに訪れています。しかし、「ととのう」とは具体的にどのような状態なのか、そのメカニズムは?サウナは心身にどのような効果をもたらすのか?本記事では、「ととのい」の正体から、サウナによる心身の自動的なコンディショニング効果までを解説し、サウナの魅力を深掘りしていきます。

ととのうとは

「ととのう」とは、サウナに入浴後に感じる心身ともにリラックスした状態を指します。具体的には、以下のような特徴が挙げられます。

  • 深いリラックス感: 緊張や不安がほぐれ、心身ともに深いリラックス感を得られる
  • 多幸感: 脳内物質であるエンドルフィンやセロトニンの分泌が促進され、多幸感や幸福感を感じられる
  • 集中力・思考力向上: 頭の中がクリアになり、集中力や思考力が向上する
  • 睡眠の質向上: 質の高い睡眠を促進し、疲労回復効果も期待できる

サウナ直後のととのい感は副交感神経の活性化と血中のアドレナリンがポイント

サウナに入ると、高温によって体温が上昇し、心拍数や呼吸数が増加します。これにより、交感神経が活性化し、戦闘・逃走反応が起こります。その後、水風呂に入ると体温が急激に低下し、今度は副交感神経が活性化します。副交感神経は、心身をリラックスさせる働きを持つ神経であり、これが「ととのい」の重要なポイントとなります。

さらに、サウナ中に分泌されるアドレナリンも「ととのい」に関係していると考えられています。アドレナリンは、興奮や集中力を高めるホルモンですが、水風呂に入ることでその量が減少します。このアドレナリンの減少が、多幸感や幸福感をもたらすと考えられています。

サウナによる心身の自動的なコンディショニング効果

さらにサウナは、心身に様々な好影響をもたらすことが科学的に証明されています。以下、主な効果をいくつかご紹介します。

  • 自律神経を整える: サウナと水風呂の交互入浴は、自律神経のバランスを整える効果があります。
  • ストレス解消: 副交感神経の活性化により、ストレス解消効果が期待できます。
  • 免疫力向上: 体温上昇により、免疫細胞が活性化し、免疫力向上効果が期待できます。
  • 美肌効果: 発汗により、肌の老廃物が排出され、美肌効果が期待できます。
  • ダイエット効果: 発汗により、カロリー消費量が増加し、ダイエット効果が期待できます。

まとめ

サウナは、心身をリラックスさせ、様々な健康効果をもたらす、まさに心身のコンディショニングに最適なツールです。「ととのい」という特別な体験を通して、日々の疲れを癒し、心身ともにリフレッシュしてみませんか? サウナと整え学シリーズの 第二弾以降もこれからアップしていきますんで、ぜひ読んでサウナをより一層楽しんでください。

参考書籍

医者が教えるサウナの教科書