精神科医もススメる 最高のモーニングルーティン 朝散歩

近年、「モーニングルーティン」という言葉が注目されています。朝起きた後の過ごし方が、1日のパフォーマンスや体調に大きく影響を与えることが科学的に証明されているからです。中でもおすすめなのが、「朝散歩」です。太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、心身のリフレッシュ効果だけでなく、脳機能の向上やストレスホルモンの減少など、様々なメリットが期待できます。精神科医の樺沢紫苑氏が、著書「精神科医が教える ストレスフリー 超大全」の中で、朝散歩をストレス解消に効果的な方法として挙げています。今回はそんな朝散歩の驚くべき効果と習慣化のコツをご紹介します。

科学が証明する、朝散歩の驚くべき効果

朝散歩には、科学的にも証明された様々な効果があります。いくつかピックアップしてご紹介しますが、いい事づくめでびっくりです。

  • 体内時計のリセット:朝日を浴びることで、体内時計が24時間周期にリセットされ、夜になると自然と眠くなるようになります。体内時計が乱れると、睡眠障害や体調不良などの原因となるため、朝散歩は非常に重要です。
  • ストレスホルモンの減少:適度な運動は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制し、心身をリラックス状態へと導きます。現代社会はストレスが多いと言われていますので、朝散歩によるストレス解消は効果的です。
  • 血行促進:ウォーキングなどの運動は、全身の血行を促進し、冷え性や肩こりの改善にも効果があります。血行が促進されると、酸素や栄養素が体内に効率的に運ばれ、細胞が活性化されます。
  • 免疫力向上:運動習慣のある人は、そうでない人に比べて、風邪などの感染症にかかりにくいことが分かっています。免疫力が向上することで、病気になりにくくなり、健康的な生活を送ることができます。
  • 脳機能の向上:運動は、脳の神経細胞の成長を促進し、記憶力や集中力を高めます。脳機能が向上することで、仕事や勉強のパフォーマンスが向上したり、新しいことに挑戦しやすくなったりします。
  • 幸福感のアップ:運動は、脳内物質であるセロトニンの分泌を促進し、幸福感や達成感を得られることが分かっています。セロトニンは、心の安定にも効果があるため、朝散歩はうつ病などの予防にも役立ちます。

朝散歩を習慣化するための秘訣

朝散歩を習慣化するには、いくつかのポイントがあります。

  • 無理のない時間から始める:最初は10分程度から始めて、徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。いきなり長い距離を歩こうとすると、挫折してしまう可能性がありますので、無理のない範囲から始めましょう。
  • コースを選ぶ:景色が良い場所、自然豊かな場所など、自分が楽しめるコースを選ぶことが大切です。また、季節によってコースを変えたり、音楽を聴きながら歩いたりするのも良いでしょう。
  • 服装と持ち物:動きやすい服装と靴を用意しましょう。水分補給用の飲み物や、日差しが強い場合は帽子などを持参するのも忘れずに。
  • 毎日同じ時間に起きる:体内時計を整えるために重要です。どうしても起きられない場合は、二度寝ではなく軽いストレッチなどをするようにしましょう。

朝散歩で、あなたの人生をもっと輝かせよう

朝散歩は、心身の健康を維持し、脳機能を向上させ、幸福感を高める効果的な習慣です。毎日の生活に朝散歩を取り入れることで、あなたの人生はより明るく、充実したものになるでしょう。ぜひ明日から、朝散歩を始めてみませんか?

参考書籍

精神科医が教える ストレスフリー超大全